3年前期までソルトサークルに所属したあと、3年後期に研究室に所属して「お塩に関する卒業研究」を行った先輩方がいます。
2025年1月31日>
この取り組みが本学の紀要に掲載されました。今後、地域の方々に知っていただけることを期待するところです。
2024年9月8日>
このたび先輩の研究が、第71回日本栄養改善学会で発表されました。
タイトル:ご当地塩を活用した減塩教育の取り組み
3年前期までソルトサークルに所属したあと、3年後期に研究室に所属して「お塩に関する卒業研究」を行った先輩方がいます。
2025年1月31日>
この取り組みが本学の紀要に掲載されました。今後、地域の方々に知っていただけることを期待するところです。
2024年9月8日>
このたび先輩の研究が、第71回日本栄養改善学会で発表されました。
タイトル:ご当地塩を活用した減塩教育の取り組み
2025年3月16日>
第2回目の講座でした。この日のテーマはレモン汁。新しい話を交えて楽しい時間となりました。このたびは本当にありがとうございました。
2024年9月12日>
この日は2回シリーズの1回目でした。栄養講座の他、塩分量に配慮した食事もお出ししました。美味しいと好評でした。
また喜んでもらえるよう頑張りたいと思います (^^)
2024年2月7日>まちづくり会議でご縁が繋がり、本年度ご依頼を受けて仙台市泉区将監南にある公民館で講座を行うこととなりました。まだ実績のない中でサークルにご依頼くださり本当にありがとうございます。精一杯頑張りたいと思います (^^)
健康に気をつかう方でも、元気な方でも、一緒に安心して外食できるお店が泉区にはたくさんあります。
今年は泉区東部を中心に外食マップを作成しました。
リーフレットも作成。地域に配布し、どのような反響があるのかが楽しみです。
PS
2月のまちづくり発表会、3月の展示会で発表をしました。
題名:Development of a Culinary Intervention (Cooking Class) for Salt Reduction in Japanese Home Cooking: Strategies and Assessment.
(和訳:日本の家庭料理を元にした減塩の料理教室の考案:戦略と評価)
◎Miyuki Iwamoto,他3名
論文情報:AJPM Focus, 13;3(3):100227,p1-9,2024
(※「最新」の定義は掲載日から起算して1年程度としています)
新しい研究(トピックス)の紹介です。
【論文全体の要約】
減塩は世界中の健康課題です。一方で減塩教育のための調理実習の有効性は確立していますが、多くの場合がケースバイケース的であり、再現性に苦慮するものもあります。目下、生文大ソルトサークルでも2023年度より地域への減塩調理実習を行ってきているため、色々な論文を参考にしたいと考えていることから紹介します。特にこの論文は福島県で行われた減塩活動の報告でした。
さて、この研究グループでは他職種間で相談をし、まずは①一食の塩分2g以下、②当たり前の家庭料理である、③特別なスキルは不要の料理、④旬や実情に合わせてアレンジ可能な料理を、誰でもできる普遍性を期待する減塩活動プログラムの定義としました。そこから①~④をふまえ提供した栄養バランスを意識した調理実習では、豚肉の照り焼きでは塩分総量の制限を試み(1g/一皿)、シラスご飯(+シソとゴマ)は塩味を使わない料理として採用され、三種の野菜系の副菜にはスパイスやお酢、出汁等を活用して料理しました。なお今回は汁物・漬物は献立から排除しました。料理教室は8週間の介入期間のうち4週間目に1度行われ、約半数が受講しました。調理実習では自分で調味料を測るなど参加者に手を動かしてもらうことを心掛けました。
その結果、調理実習を受けた集団ではそうでない集団と比べて、1.38g/日の減塩効果(尿中塩分排泄量が減った)が確認されました。また今回の塩分摂取量(推定値)については年齢や性別、体格、病歴、グループ関係なく、料理教室がマイナスに関わっている(減塩効果があった)ことも分かりました。したがって、このグループでは今回の成功を受けて、再現可能な減塩教室を示すことが出来たと報告しています。
なお、この研究の調理実習の資料はいつでもインターネットで閲覧可能となっています(下記page not availableとなっていますが、pubmedのデータに繋がります)。
なお研究の限界にて、一地域による結果であること、非ランダム化試験であること、別の知見の影響を否定できないこと、短期的な介入試験の結果であり長期的な効果となると不明なことなどを挙げていました。しかしながら住民参加型のこの取り組みは、今回有意に改善する結果を残しており、有効性が示されたと述べています。(文責 K.K.)
Abstract
Introduction: Culinary interventions (cooking classes) are a potential educational tool for salt reduction in the home diet, but their content has never been reported in detail. This study aimed to develop a cooking class for salt reduction, describe its rationale and structure so that other parties could replicate it, and preliminarily assess its impact on salt intake.
Methods: A multidisciplinary research team developed a cooking class package to reduce salt content in the Japanese home diet. The package comprised its developmental policy, teaching methodology, a menu and recipes, and an implementation manual and aimed to allow third parties to replicate and modify the content. The team took the following step-by-step developmental approach. First, traditional home meals were modeled to create strategies contributing to a target of 2 g salt/meal. Then, educational topics were developed through these strategies, and finally, a dietitian produced menus and prepared documents for the class. The impact of the cooking class was assessed in a nonrandomized study of community residents. The outcome was differences in urinary salt excretion before and after the intervention. General linear models were used to account for the possible confounders.
Results: The authors assumed 4-7 g salt/meal from analyzing typical Japanese home diets and developed 3 strategies: (1) restricting salt content in the main dish, (2) maintaining good tastes without salty dishes, and (3) balancing nutrition with low-salt dishes. On the basis of these strategies, the authors selected a total of 5 educational topics that participants could learn and apply at home: 1a, a simple and reliable technique to limit salt in a serving; 2a, excluding salty dishes; 2b, staple foods with notable flavor and aroma; 3a, flavoring without salt in side dishes; and 3b, ingredients that should be used intentionally. The team dietitian translated these educational topics into a menu and recipes for hands-on training and prepared a manual for conducting the class. The class developed using this approach was successfully overseen by a dietitian outside the research team. In the validation study, the intervention group (n=52) showed a greater decrease in urinary salt excretion than the control group (n=46), with an adjusted difference of -1.38 g (p=0.001).
Conclusions: The authors developed a cooking class package for salt reduction so that third parties could replicate and modify the class. The significant salt reduction noted in this study warrants further studies to apply this cooking class to other populations.
山形県朝日町で行われた「あけび料理のレシピコンテスト」にソルトサークルのメンバー1名が参加しました。
ソルトサークルらしく天然塩(山塩)を使ったレシピを応募しましたが、みごと学生の部の特別賞をいただくことができました。
大変光栄なことで、サークルとしても励みになります。本当にありがとうございました。
PS
大学の公式HPにも紹介されました。
大学祭で別の団体が災害時の栄養のイベントを行っていました。
せっかくなのでソルトサークルも掲示物で参加しました。
具体的には避難所では保存食やストレスなどで血圧上昇のリスクが高いという注意喚起の掲示物です。
つたない掲示でしたが、地域の方へ何かをお伝え出来たなら幸いです。
ソルトサークル名物、究極の塩ラーメンを今年も出しました。もちろん無化調。今年は塩釜の藻塩を使いました。ハーフサイズで一杯300円です。
ありがたいことに昨年の1.5倍のスピードで売れて、土日とも昼過ぎには完売しました。
美味しいと言ってもらえるのが何より嬉しいです。来年はもっと仕込みたいと思います。
お越しくださった皆様方、ありがとうございました。
10月31日>
枝豆は全て収穫せず、大豆になるまで待っていました。今年のプロジェクトはこれで終了。次年度は何を作ろうか、みんなで検討します。
8月5日>
このたび立派に育ちましたので、夏休みに入る前に収穫しました。小さな花壇ですが結構な量の枝豆が収穫できました。気にしてくださった先生方ありがとうございました。
そして折角なので茹でる塩も天然塩にしました。どのお塩が一番ということは無かったのですが、お店でも食べられない「泉区産枝豆~天然塩仕立て~」をみんなで堪能しました。
7月3日>
枝豆の赤ちゃんを発見! まだ小指の1/3もない大きさです。
6月28日>
ついにお花が咲きました。小さくて可愛いです。ここから枝豆になっていきます。
6月中旬>
水やりの様子です。専用のじょうろも買いました。
6月21日>
二週間が過ぎ、だいぶ大きくなりました。陽気も暑くなりました。スクスクと育っています。
6月7日>
1日目の様子。根付いて育ってくれればと思います。
6月6日>
本年度は苗からのスタート。サークルメンバーで色々と考えます。
5月31日>
5号館脇の花壇の横を開墾しました。まずは土壌づくりから。
2024年5月1日>
学外ばかりでなく、学内イベントもということで、本年度から「お塩deお野菜プロジェクト」が始動。2024年度の野菜は「枝豆」としました。収穫して塩ゆで or 塩をまぶして食べるのが楽しみです。ずんだが有名な地域ですが、泉区の気候で作った枝豆には、どのようなお塩が合うのでしょうか? 今から収穫が楽しみです (^^)
塩=悪ではありません。
適塩(6.5~7.5g)を前提に、たくさん食べられないのだからこそ、塩分(調味料)をしみじみ楽しむも一つの考え方、サークルとしてのスタンスです。
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この日は、天然塩の味比べ(官能検査)を行いました。
食卓塩の味であれば全国どこでも・いつ舐めても同じ味ですが、天然塩となると地域により大きな差があります。
例えば、黒潮または親潮から作った天然塩では(塩分濃度が近くても)味が違います。淡い味の食材にはどんな塩を合わせるのが良いのか、管理栄養士の卵としてより良い献立作りに向けてみんなで考えました。
先日、食品学の先生がサークルにプレゼントしてくれたフランス・ゲランドの塩も味見しました。今回のはうっすら灰色のお塩で且つ独特の味で、どんな料理に合うのかをみんなで考えました。余談としてフルール・ド・セルについての知識も学びました。
最後に普通醤油と減塩醤油の味比べも行いました。管理栄養士として減塩醤油の知識を増やすことはとても大切です。
ソルトサークルの5名が宮城県庁が行う2023年度のセブンイレブン版ベジプラスレシピコンテストに応募していたのですが、そのうち1名が入賞しました。
⇒詳しくは下記をクリック!
お塩に強い管理栄養士を目指して、年度末にソルトサークルの2-3年生が食塩アドバイザー試験に挑戦していました。
詳しくはこちら!
学生が地域へ出向いて適塩・減塩をテーマとした活動をして5年目、ソルトサークルとして名を変えて3年目を迎えます。
今年は新1年生が6名も入り、総勢11名になりました。今年も塩について色々と学びたいと思います。
ソルトサークルとして実質5年目を迎える今年、過去最高数のメンバーとなり、更に頑張っていきたいと思います。