第69回 東北学校保健学会で発表しました


このたび、学童期・思春期の塩分に関する研究を行い、第69回東北学校保健学会で報告を行いました。

タイトル:調味料の影響に着目した学童期・思春期の食塩摂取に関する研究

【概要】

学童期・思春期においては「一日の食塩摂取量に寄与する各調味料には、世代ごとの傾向が存在する」と仮説をたて、H28宮城県県民健康・栄養調査の結果をもとに、重回帰分析による二次解析を行いました。その結果、小学校低学年・高学年、中学生のそれとは異なり、高校生ではソースやマヨネーズの使用量が、一日の塩分摂取量と有意な正の関係性を示していました。ソースやマヨネーズは醤油や味噌ほど塩分を含むものではありませんが、これらが宮城県の高校生の一日の塩分摂取量に影響している現状を栄養士や栄養教諭が承知したうえで栄養教育を実施できれば、彼・彼女らに調味料や料理の選択法について関心を持たせるきっかけへと繋がりやすいのかもしれないと考察をしました。

ソルトサークル        「地域への適塩・減塩教育プロジェクト」

東北生活文化大学の学生&教員とで行う地域貢献プロジェクトです。 学生においては塩の知識そのものや、宮城県の健康課題である高血圧について地域に出て学ぶことで、東北で必要とされる人材「適塩・減塩に強い管理栄養士」となれるように頑張ります。 教員の立場からは科学的根拠や学術的アプローチを第一にした取り組みを心がけ、教科書レベルにとどまらない最新の栄養情報を地域にお届けしたいと考えています。

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